自分自身の課題や問題、目標に対して「自分は達成できる、乗り越えることができる」というような自分の能力や期待に応えられるという自信のこと。

大人のみならず低年齢の子どもにも存在し、特に子どもの場合は自己効力感を高めることは学力や人格形成に非常に良い影響を与えるといわれています。

自己効力感が高い子供

  • 常にポジティブで元気いっぱい!
  • どんなことにも積極的に取り組める
  • 厳しい状況に追い込まれても努力することができる
  • 他の子のせいにしない
  • 友達を作ることが上手
  • どんな環境でもストレスが溜まりにくい
  • 新しい事でも躊躇せずに取り組むことができる

自己効力感が低い子供

  • 被害妄想が多い
  • うつ病などの精神疾患になりやすい
  • 失敗を恐れて自分から行動することができない
  • 落ち込みやすく、失敗を引きずりがち
  • 途中で諦めてしまう
  • 嫉妬心が強い
  • 発する言葉がネガティヴ

「成功体験」「乗り越え体験」を

成功体験とは「自分の行動により目標を達成することができた」という体験のことであり、乗り越え体験は何らかの課題や問題に対して「自分で乗り越えられた」などの自信をもつことができる体験のことです。

万が一子どもが失敗してしまっても「子どもの努力を認めること」「励ますこと」「信じること」をきちんと表現して伝えていくことで自己効力感を高めていくことができます。

「成功体験」を積み重ねられる配慮を

「成功体験」は子どもの「自己効力感」を高めるために大切な要素ではありますが、1度だけの体験で高めることはできません。

子どもが少しずつ成功体験を積み重ねていけるよう小さな目標を達成させるなどの配慮も大切です。

十分に褒める

子どもからすると「自分の行いを見守っていてくれた」「信じてくれた」と実感できることが重要です。

たとえ失敗したとしても挑戦のために費やした子どもの努力や工夫などについて着目して具体的に分かりやすく褒めることが重要です。

サポートを受けることも必要です

実は自己効力感を高めるのには、他人が上手くいっている様子を見て、自分もできるだろうというイメージを持つことも重要です。
子どもは他人のことをよく観察しており、そこから影響を受けることが多くあります。
課題や目標に向かって取り組む仲間を見つけ、専門家のアドバイスを受けることで自己効力感を高めることができます。

自己効力感をあげることで自己肯定感も向上します。子どもたちの自己効力感を向上させることは一朝一夕にはいきません。リエゾンでは継続的な取り組みを実施しサポートしていきます。