発達障がいの支援には正しい理解が重要です。発達障がいは脳の機能障害であり本人の努力不足や育て方の問題ではありません。
正しい理解に基づいた療育・教育が最も重要です。
子どもの抱えている困りごとや、生きづらさに対して「より良い行動、学び」に変えていくことが、子どもに豊かなスキルを身につけさせることにほかなりません。
発達障がいとは主に下記の3つの特徴があります。
自閉スペクトラム症(ASD)
- 社会的コミュニケーションの障害
- 空気が読めない、意図がわからない、対人関係が苦手
- 興味行動の限定
- こだわりがある、変更が難しいなど
- 感覚過敏であることが多い
- 視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、痛覚が過敏
- 非常に得意な場合と非常に不器用な場合がある
- 得手不得手にバランスの偏りがある
注意欠如多動症(ADHD)
- 不注意
- 片づけられない、忘れ物が多い、やりっぱなしが多い
- 多動性
- 着席できない、話し続ける、騒がしい、手足もじもじ
- 感覚過敏であることが多い
- 視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、痛覚が過敏
- 衝動性
- 順番待てない、列に割り込む、突如怒る、相手が話しているのに答える
- 鈍感さあるため、多動になるが、敏感さがあり、全てに反応せずにはいられない事もある
- 順序立てて考える事が苦手
- ワーキングメモリが少なく、すぐに忘れてしまう
学習障害(LD)
- 特定の学習が困難
- 知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力などの特定の学習が困難である。音の文字が一致しない、暗算ができない
- 学業成績と実際の能力に差
- 知的能力から予測される学業成績と実際の能力に差があるなどとされている。